フォーカス戦略こそ最強の戦略


–フォーカス戦略とは?


フォーカス戦略とは、特定の事業テーマについて精通した専門家集団となることです。

社会構造の変化、消費者ニーズの多様化、テクノロジーの発展がめまぐるしく進む昨今。選択と集中による経営の効率化を図ることで、事業を成功させ、未来に向けて安定した経営をしていきたいと考える方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、この「フォーカス戦略」をテーマに、フォーカス戦略が最強の戦略である理由と、フォーカス戦略によってどのような好循環が生まれるのか、パスファインダーズ株式会社 代表取締役社長 日沖さんにお話をお伺いしていきます。


–なぜ、フォーカス戦略が最強の戦略なのですか?


専門分野を見つけ、その分野においてNo.1となることで、ビジネスとしての本質的な強みを発揮することができます。また、好循環が生まれるので、会社としても長期安定的な利益をつくることができるようになります。

私自身のコンサルティング人生においても、フォーカス戦略は主要なテーマです。


–ビジネスの好循環が生まれるとは、どういうことですか?


特定の事業テーマについて精通し、専門家集団になると、その分野において誰にも負けないと言えるようになりますし、またお客様からもそういった評価を得ることができます。そしてお客様がお客様を呼んでくれるようになると、自分たちが営業せずとも、お客様が最強の営業パーソンとなり、この分野ならこの会社がいいよ、とお勧めしてくれるようになるのです。

また、お客様が指名買いしてくださるということは、価格で選ぶわけではなく、フェアな対価を支払ってくださるということです。そのため、会社としては、付加価値を確保しやすい状態になるため、きちんと利益を作ることができるようになります。そうすると、優秀な人材を確保できるようになり、どんどんその分野に詳しくなっていくんですね。そのため、どの競合よりも最先端の研究ができるようになりますし、経験も積みあがり、技術・ノウハウをさらに深堀することができるようになるのです。結果として、他社に対してのリードがどんどん進んでいきます。そこから更に評価、評判が上がっていくと、お客様にとって揺るぎのない一択となり、希望する価格付けができ、さらに付加価値が生まれる、といった好循環が期待できるようになります。

こういう好循環に入れば、間違いなく長期安定的な利益体質になるんですね。

逆に言えば、こういう好循環を目指して、フォーカス戦略をきちんと取っていきましょう、ということです。経営をしていると、色々な事業テーマが魅力的に見えて、あれもこれもやってみたいと思うこともあるかもしれませんが、まずは1つの分野のNo.1になることが大切です。

そこから好循環が生まれ、長期安定的な利益をつくることができるようになるのです。


【 日沖 博道(ひおき ひろみち)】大手コンサルティング組織にてシニアアドバイザー、統括パートナー、ディレクター等を務め、経営コンサルティングと事業会社経営を経験した後に独立。2012年にパスファインダーズ株式会社を設立。新規事業の開発・推進・見直しを中心としたコンサルティングを提供。

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