人生のどこかで必要な鬼労働時間


–鬼労働時間とはなんですか?


自分の人生において何かを変えたい、ビジネスを変えたい、と思ったときに絶対に必要になってくるもので、濃密、かつ長時間にわたって、何かにがむしゃらに没頭する時間のことです。

今回は、この「人生のどこかで必要な鬼時間労働」について、パスファインダーズ株式会社 代表取締役社長 日沖さんにお話をお伺いしていきます。


–具体的にどのような鬼労働時間を経験されたのですか?


私自身は、海外留学までの時期、留学中、そしてコンサル時代の3つのタイミングで鬼労働時間を経験しました。

海外留学のため1年発起して働きながら勉強していた時期は、仕事と勉強の両立で大変でした。留学して慣れない環境で勉強をしていた時期は、大量の本や資料を英語で読んでおり、目が回るほど忙しかったです。帰国して戦略コンサルタントになり、お客様の高い期待に応えるために、資料の読み込み・分析・ディスカッションの時間が増え、午前様が当たり前でした。でも、留学時代に大量の資料を、しかも英語で読むことを経験していたので、なんとかこなしていけた記憶があります。

それと比較すると、留学準備前の通常のサラリーマン時代は、当時はそれなりに大変だと思っていましたが、後から振り返ると、のほほんと過ごしていられた時代かもしれないですね。

–鬼時間労働は、なぜ人生において必要なのでしょうか?


私自身の経験からすると、当時、そういう経験をした後、久しぶりに再会した一橋大学の同期と会話をしていたとき、彼らよりも自分のほうが数倍の密度で成長したなと実感したんですね。また、名経営者の伝記を読んだり、創業者の話を聞いていると、事業の立ち上げの大変さ、そしてサバイバルの苦難が何度もあるのですが、そういった苦難を乗り越えるために、どの方も死に物狂いで働いているんです。それによって天から与えられたような機会をものにしていく、チャンスを捉えていく例が多く見受けられます。皆さん大概、そういう風な経験をされているんですね。

人生のどこかで濃密かつ長時間にわたる鬼労働時間を過ごし、仕事に没頭することは、自分の限界の枠を広げることになります。”ここまでやっても大丈夫、こういうことも自分はできる”、と実感できるし、やりきることで自信を深めることにもつながるのです。

創業者でなくても、そういった機会はどこにでも見つけることができると思いますよ。例えば新たな事業に取り組む、今の事業を改革するなどの機会を見つけ、そこに没頭することで、自分の枠・自分の能力をひろげ、自信につなげていけると思います。

ぜひ一度そういう機会を見つけていただき、鬼労働時間を過ごしてみたらいかがでしょうか。


【 日沖 博道(ひおき ひろみち)】大手コンサルティング組織にてシニアアドバイザー、統括パートナー、ディレクター等を務め、経営コンサルティングと事業会社経営を経験した後に独立。2012年にパスファインダーズ株式会社を設立。新規事業の開発・推進・見直しを中心としたコンサルティングを提供。

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